前回のメールで結構、結婚した事を伝えてなかった人が多くてびっくしました。水臭い、とか、寂しいっていうメールを何通かもらったのですが、大丈夫!結婚を私の両親が知ったのは、結婚してから1年後の事でしたから!!自慢でもなんでもないですが、私にとって結婚とはそういうものです。
さて、前回のメールで言ったとおり、アメリカで働くって事について書いてみたいと思います。
さきに言っておきたいのは、私の働いている会社は、会計事務所では世界一の会社で、主に会計監査、税金処理、コンサルタントを行う会社です。いわゆる大企業で、会計を学んでいる学生にはかなり人気があります。アメリカの会社でも、業種や規模によって様々だと思うので、そこをしっかりさせておきます。そんな会社で、私はいろんなクライアント(会社)の会計監査をしてます。
いろんな会社の会計監査をして思う事は、アメリカは日本よりも学歴社会である事。年齢に関しては、日本に比べるとかなり制限がゆるいけど、ある程度の年齢制限はある事。女性の働き口はたくさんあるけど、リーダーシップをとる女性は少ない事。やっぱり移民がリーダーシップを取るのは、アメリカ人(白人)が出世するよりは難しい事(でも日本よりは平等化されていると思う)一生懸命に仕事している姿をみせるより、余裕をもって仕事している姿を見せるほうが格上な事。
そして、私が一番感じる事は、出る杭は引き抜かれる事。これは、私の勤める会社の強い特徴で、アメリカの全ての会社に当てはまるわけではないと思うけど、自分が何をしたくてどうなりたいかを しっかりもっていないと、潰れてしまいます。私の会社のひとつの特徴は、1つの部署に毎年50人新入社員が入ってきて、12年後には、そのうちの0.5人しか会社に残れない仕組みになってます。毎年、自分が評価されて、その評価に基づいて出世が決まり、2年以上同じクラスにいる事はできなくて、解雇通知がやってきます。まぁ、仕事時間が長いのと、常に試されている重圧がすご過ぎて、どんなにいい評価をえていても、たいていの人は2年から3年でやめていきます。私の同期入社は、私の部署で、62人いたけど、今まだ働いている人は私も含めて2人です。そんな中で、いつ辞めるのか、自分の目指す所はどこかを明確にしておく事は大事で、もし、12年後に同じ会社で働いていたければ、人脈 つくり、勉強、そして、ストレスに潰されないための休養の取り方など、全部 自己責任で築きあげていかないといけません。
それ以上に大切なのが、周囲に”こいつはできる”と思わせる事です。たとえ、自分にその実力がなくても、自分ができてるようにみせる事は大事で、時には、自分がやっていない仕事も自分がやっているように見せる人もいるし、人の間違いをわざと大きくみせる人もいます。そういう人が評価される事はよくある事です。もちろんそんな人は少数で、たいていの人は頭がよくてリーダーシップが上手にとれる人が出世してはいきますが、そういう人は、もっとお給料のいい会社に引き抜かれるので、やめていくんですよね。
話がずれてしまいました が、仕事ができる人とできない人への会社の対応はかなり違います。給料、ボーナスはできる人はできない人の倍もらってるし、できる人につく上司はできる人で、公私ともにサポートを受けられます。日本でも、それはあると思うんですが、日本よりも顕著に違いがあらわれると思います。えげつないけど、それなりにやりがいのあるのも確かです。アメリカで働き始めてはや4年、おもえば遠くへきたもんです。
なんか、重い話になりましたが、私は元気で、それなにり頑張ってます。ご心配なく。
来年こそは、聞き返されない英語をしゃべられるようになりたい、CHUです。皆様、よいお年を。
CHU@AZ 今日のクリスマス
七面鳥よりも鶏の足の 照り焼きの方が、クリスマス感がでる。
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